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ごちそうさん(ごちそうさま)の意味とは

ごちそうさん(ごちそうさま)の意味とは

「ごちそうさま」は、「ごちそうになりました」のことで(「ご馳走」)「馳」、「走」ともに「はしる」の意味です。

昔は客人を迎えるのに走り回って獲物をとってきてもてなしましたが、そんな命がけのの働きに客人が「ありがとう」と心から感謝の気持ちを表したものです。
江戸時代から食事を終えた後に言われるようになりました。

「ごちそうさま」の前に「いただきます」があります。外国では食事どきに宗教的な挨拶がよくみられますが、
「いただきます」と「ごちそうさま」この2つは日本独特の挨拶です。
食べ物への感謝と、大変な思いをして食べ物を用意してくれたことへの感謝の気持ち、食事への敬う気持ちを表すあいさつの言葉であり、日本の食文化の素敵な一面です。

食事は元は命を頂いています

忘れがちですが、よく考えたら食事を調理する料理人がいて、気持ちがこめられた調理が行われるわけです。
自分で作って食べている人なら分かると思いますが、作るのは大変なのに食べるのはあっという間と感じませんか。
その通り調理はとても大変な作業なのです。肉や魚、野菜の下ごしらえから味付け、火を通す作業、盛り付けまで丁寧に行い、それには色んな想いが込められていることでしょう。
それに対し、ありがとうの気持ちを込めて「ごちそうさま」と言う大切さを忘れない事です。
そして調理だけでなく、食材は元は命をいただいたものです。
その食材に対して「(命を)いただきます」といい、感謝して生命をつなぐが如く命をいただいて最後にまた感謝の気持ちを込めて「ごちそうさま」と言います。

このように調理してくれた方、食物(生命)に感謝して「ごちそうさま」と言うと豊かな心が生まれるのではないのでしょうか。
本当においしい食事を味わい噛みしめた時、当たり前に思うのではなくありがとうと思う事を忘れずに「ごちそうさま」と言いましょう。

日本にしかないこの挨拶、とても素敵ではないですか。そう思うと「いただきます」と「ごちそうさま」を気持ちを込めて言いたくなりますね。

實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)

實光刃物 四代目:實光俊之(じっこう としゆき)
「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。
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