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包丁のサビる原因とは?錆びないお手入れ方法とは?

包丁のサビる原因とは?

包丁のサビる原因とは?錆びないお手入れ方法とは?

サビは空気中の酸素と水分によって酸化して錆びになります。その為、包丁の表面は常に水気や汚れがない綺麗な状態にしておくことが大切です。

炭素系のハガネはもちろんステンレス系の材質の包丁も錆びてしまいます。ステンレスは目に見えない薄い膜があり見た目には分かりにくいですが錆びています。お手入れをしないとそこから赤錆ができてしまいますので、ステンレス包丁もハガネ同様お手入れをする必要があります。

包丁は使っているうちに表面に酸化皮膜が出来る為、サビにくくなります。ですが、ご使用後すぐの包丁は酸化皮膜がない為、とてもサビやすい状態になっています。

特にハガネの包丁はサビやすいです。

もしサビてしまった場合はクレンザー等をつけてスポンジタワシの固い方でしっかりと擦りサビを落として下さい。包丁が新しい内は酸化皮膜を作るために一日に一度程度、クレンザーでお手入れをすることをお勧めします。

※刃先の部分をスポンジタワシでこすると切れ味が落ちるため、必ず砥石で研いでサビを落として下さい。

サビをクレンザーでお手入れするには?

まな板に包丁の表面(刃身)がピッタっとつくように包丁を押さえクレンザーで擦って赤錆を落として下さい。(柄をまな板の外側にすると擦りやすいです。)擦っていくと薄いネズミ色の点が残る場合がありますが、これは取る必要はございません。赤錆は早めに対応しないと包丁の内部へ進みますので、できるだけ早くお手入れをするようにしてください。クレンザーは酸化皮膜ができるまでは一日に一度程度することをお勧めします。

下記動画は錆を取る消しゴムのサビトールを使った3分でサビが取れる動画になります。ご参考にして下さい。

 

 

錆びさせない日々のメンテナンスについて

包丁は長く使っていただくためにはお手入れが必要になります。一番気をつけていただきたいのは水気になりますので、ご使用後は必ず水気を拭き取って下さい。手順は下記を参照ください。

① ご使用後、包丁を綺麗に洗います。(お時間があればクレンザーでのお手入れ)
② 熱湯をかけて包丁の表面を乾かしティシュなどで拭き取ります。
③ 刃物油(サラダ油でも可です。)を付けて表面に残った油をティシュなどで拭き取ります。
(空気と触れさせない為)

※酸系等の食材(トマト・レモン等)を切られた後はすぐに包丁を洗って下さい。
※包丁は乾燥室には入れないでください。

毎日使う場合は刃物油(サラダ油でも可です。)はつけて置かなくても大丈夫です。油は空気と触れさせないために行いますので、長期間使わない場合は刃物油をすることをお勧めします。ですが、何ヶ月もご使用にならない場合は刃物油が水分の代わりになり錆びる場合もあるので、定期的にメンテナンスをしてあげてください。

包丁のを錆びさせない使い方は?

包丁は使ったら洗う、洗ったら拭く、といった感じでして頂ければほとんど錆びはきません。

お寿司屋さんをイメージして頂ければ解りやすいと思いますが、食材を切るたびに包丁を洗ったりタオルで拭いていますよね。あんな感じで使って頂ければハガネの包丁でもだいぶ違います。また、違う食材を切る前に洗う癖をつけておくと、食材のにおい移りもないので、おいしく調理ができます。少しの手間ですが日頃から心がけて頂くことをお勧めいたします。

包丁がサビないように「高級刃物油」をお使いください

錆止めに最適な高級刃物油

包丁はどんな包丁でも錆びてしまいます。サビにくいステンレスでもサビが付くことはあります。
しかし、毎日使う三徳包丁は比較的サビが付きにくいので、丁寧に拭きあげておくとさびはほとんどつかないと思います。

一方、出刃包丁や刺身包丁はきれいに拭いて置いておいても、次に出したときにサビがついているということがあります。それは置いている間に空気に含まれている湿気でも錆びるからです。一定期間使わないことがある包丁は、置いておく間は油を塗って保管するようにしてください。油が、さび止めの役割になり湿気から包丁を守ってくれます。

刃物専用さび止め油(スプレータイプ)
刃物専用さび止め油

サビにくい包丁はいかがでしょうか?

前述したように、出刃包丁や刺身包丁は一定期間使わない間にサビてしまうことが多々あります。サビるのが困る、手入れが大変という方はそもそもサビにくい材質の包丁をご検討されるのはいかがでしょうか?

出刃包丁や刺身包丁でもステンレス製で切れ味の良い包丁をご用意しています。特に 銀三 という材質の包丁はプロの料理人でも満足の切れ味で、料理人の方に人気の材質です。

銀三 出刃包丁銀三 出刃
銀三 刺身包丁銀三 刺身

包丁のサビについてのよくある質問

包丁を錆びにくくするにはどうしたらいいですか?

ハガネ製の包丁は水分に敏感で、水分が付着したままわずか5分でもサビる可能性があります。使用後はすぐに洗い、熱湯をかけて水分を飛ばし、その後しっかりと拭き取ることが重要です。さらに、防錆のために薄く油を塗ると良いでしょう。一方、ステンレス製の包丁はサビにくい特性を持つため、メンテナンスが簡単でサビが気になる人には適しています。

包丁を錆びないように研ぐには?

包丁を錆びないように研ぐためには、まず使用する砥石を水に浸して十分に湿らせ、砥石が乾かないようにします。研ぎ作業では、包丁を適切な角度で砥石に当て、均一な圧力で刃を研ぎ、全体が均等に研げるようにします。研いだ後は、包丁をすぐに水で洗い、金属粉や砥石の残りを洗い流し、よく拭いて完全に乾燥させます。水分が残らないようにすることが重要です。最後に、乾燥した包丁に薄く食用油を塗ることで、空気中の湿気から保護し錆を防ぐことができます。

サビた包丁は使えますか?

錆びた包丁でも使えます。包丁につく錆は体内に入っても問題ないので、安心して使ってください。しかし、切刃に錆がつくと切れ味が悪くなるため、メンテナンスが必要です。錆がついて切れ味が悪くなったと感じたら、砥石を使って研ぐと錆が落とせます。また、包丁の面に錆がついた場合、クレンザーを使い、柔らかいスポンジで優しく擦ると錆が取れます。「サビトール」などの錆び取り消しゴムを使うのも有効です。

ステンレス包丁は何年くらい持ちますか?

ステンレスの包丁でも研ぎやメンテナンスを正しく行えば、20年30年と長く使うことが可能です。包丁は長期間使える物なので、購入するときはできるだけ良い鋼材の物を選ぶように心がけましょう。良い鋼材は切れ味が長くもち、研ぎをすることでまた良い切れ味が復活します。安価な包丁は切れ味すぐに落ちてしまうことが多く、切れ味が悪いため新しいものを購入する方が多く、結果長く使えないという状態が起こってしまいます。

この記事を書いた人
實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)
「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。【四代目 プロフィールを見る】
實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)

實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)
「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。
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