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和包丁の柄の材質・種類について

和包丁の柄の材質・種類について

和包丁の柄の材質・種類について

和包丁の柄は握りやすく、長時間使用しても使えれにくい形状をしています。柄には口輪と言って、柄の上部にある黒い部分と握るところの木製で出来ています。
この形状は、昔からほとんど変わることなく現在も同じ形のものが使われています。

包丁の柄で一番大切なのは握りやすい、傷みにくいという点です。柄の種類、形状などを紹介していきます!

和包丁の柄の種類

まず料理人が一番使うのが水牛柄、家庭用などではプラスチック柄などが使われています。それぞれ特徴を説明いたします。

プラスチック柄(PC柄)
柄の中では一番安価になります。家庭用包丁などが販売されているところではこのプラスチック柄が多いと思って頂いて良いかと思います。口輪部分がプラスチックで、木製部分は水に強い朴の木(ほおのき)を使用しています。
口輪部分:プラスチック、木製部分:朴の木

水牛柄(すいぎゅう)
料理人の包丁であればこの水牛柄が使われているのが一番多いです。口輪の部分が水牛の角で出来ていて、高級感があります。またずっと使用している、木製の部分と口輪部分が同時に減っていくので境目もなく握りやすいハンドルです。長く使えば自分仕様になって行くといった感じです。
口輪部分:水牛柄、木製部分:朴の木

※PC柄と水牛柄とも同じ朴の木ですが、水牛柄は木の中心部分を使っているのでPC柄よりも丈夫になります。

紫檀柄(したん)
黒檀柄はちょっと高いけど色味が黒っぽいのが欲しい、という人に喜ばれる紫檀柄です。英語でローズウッドと言い外国人からも人気の材質です
口輪部分:合板、木製部分:紫檀

櫟水牛柄(いちい)
朴の木よりも水に強く人気のある材質です。色がほうの木よりも少し濃いイメージです。
口輪部分:水牛柄、木製部分:櫟の木

黒檀柄(こくたん)
料理人の憧れでもある黒檀の材料を使用したハンドルです。見た目も黒っぽいので存在感もありカッコいいです。硬い材質で水にも強いのが特徴です。ですが、その反面温度差などには弱いので、割れたりする事もございますので、使用方法は十分気を付けてください。
口輪部分:水牛柄、木製部分:黒檀

柄の形状について

和包丁の柄には3種類の形状がございます。これ以外にもありますが、代表的なものを紹介しますね。

小判型
小判のように楕円の形をしている形状の柄です。出刃包丁などに使われているのがこのタイプです。力が入れやすいのが特徴です。

栗型
くり型は一か所が尖っていて、形状が栗に似ている形状をしています。刺身包丁などに使われていて、この尖がりに指を引っかける事ができるので作業がし易くなるのが特徴です。

八角型
柄の形状の中では一番高価なタイプになります。見た目も高級感が増し、八角になっているので握りやすいです。この形状はどの包丁でもできますので、ご要望がございましたらご相談ください。

包丁の柄の形状はどれも特徴があり自分の好みに合わせて選んでいただければと思います。実際にいくつかのハンドルを握って、しっくりくる物を探してください。長時間、料理される方は切れ味と同じくらい大事な事になります。

包丁の柄の種類

和包丁の柄についてのよくある質問

洋包丁の柄には何種類ありますか?

實光刃物の包丁の柄には3つの主要なタイプがあります。第一に和包丁タイプは、包丁の刃が柄に差し込まれる構造です。第二に洋包丁タイプは、柄で包丁の刃を挟み込み、鋲で固定されています。第三にオールステンレスタイプは、刃と柄が一体型になっています。一般的には牛刀や筋引などの洋包丁には洋タイプのハンドルが多く用いられますが、当社では和タイプやオールステンレスタイプの洋包丁も幅広く取り扱っています。

和タイプ 洋タイプ オールステンレスタイプ
和タイプハンドル 洋タイプハンドル オールステンレスタイプのハンドル

朴柄とは何ですか?

朴(ホウ)は、包丁の柄に使用される木材です。この木材は加工がしやすく、水に強いと同時に軽量であるため、包丁のハンドルに適しています。また、手に馴染む性質を持ち、水に濡れた手で扱っても滑りにくい手触りが特徴です。

包丁の柄はなんて読みますか?

「柄」は包丁のハンドル部分を指す際には「え」と読みます。一般的には「ガラ」と読むこともありますが、これは模様を意味する場合であり、包丁に関しては「ガラ」とは読みません。

ガラスキと骨スキの違いは何ですか?

ガラスキと骨スキはどちらも骨と身を切り離すための包丁です。ガラスキはサイズが大きく、大きな食材に適しています。一方、骨スキはサイズが小さめで、細かい作業に適した小回りの効きやすさを持ちます。特に丸型の骨スキは、逆手で持っても手が傷つきにくく、力を入れやすい形状をしています。

この記事を書いた人
實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)
「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。【四代目 プロフィールを見る】
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「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。
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