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相出刃包丁と出刃包丁の違いとは?用途は?

相出刃包丁と出刃包丁の違いとは

相出刃包丁と出刃包丁の違いとは?用途は?

出刃包丁(本出刃)を薄くして軽くした物が相出刃包丁(あいでばほうちょう)です。ですが、刃物メーカーによっては出刃の事を相出刃と言っているところもあります。

刃の厚みは出刃包丁と身卸包丁の間くらいといった感じです。相出刃包丁の特徴は、出刃包丁よりも薄い作りになっていて軽いので、扱いやすく魚を二枚、三枚に卸すのに向いています。ですが、骨などを叩き切ることはできないので、叩き切るのではなくて、食材に刃先を当てて上から押さえて重さで切って使用します。叩くと欠けの原因になるので気をつけてください。

相出刃包丁とよくにた身卸包丁とは?

身卸包丁(みおろしほうちょう)は刃をやや細く長くして捌きから刺身を引くまで一本で間に合わせようとする方に向いている包丁です。用途は相出刃より厚みが薄いので、二枚・三枚おろしに使います。

また刺身包丁のように調理することも可能です。と言っても刺身包丁と比べると刃が厚いので薄く切ることはできませんので、ご使用の状況に合わせて包丁を選んでください。漁師さんが一本で捌きから刺身にしているようなイメージの包丁です。

相出刃包丁・出刃包丁についてのQ&A

ここからは相出刃や出刃包丁についてのご質問にお答えしていきます。

Q:合出刃とは何ですか?

A:相出刃包丁は、本出刃を薄く軽くした包丁で、出刃包丁より扱いやすく、魚を二枚おろしや三枚おろしにする作業に適しています。厚みは出刃包丁と身卸し包丁の中間程度です。ただし、骨を叩き切る用途には不向きで、素材を切る際は刃先を当てて押さえるように使います。叩くと刃が欠ける可能性があるため注意が必要です。なお、メーカーによっては出刃包丁を相出刃と呼ぶこともあります。

Q:小出刃と出刃の違いは?

A:小出刃は、出刃包丁の中でも小さめのサイズを指し、一般的には105mmや120mmなどの長さがあります。出刃包丁全体のサイズ範囲は105mmから300mmまでと幅広いですが、小出刃はこのうちの小さい部類に属します。これらは特に小さな魚を捌くのに適しており、軽量で扱いやすいため、細かい作業が求められる場合や、重い包丁の使用が苦手な方におすすめです。

Q:出刃包丁はなぜ出刃なのでしょうか?

A:出刃包丁は、その起源と独特の由来で知られる、日本特有の包丁です。この包丁は元禄時代、日本の歴史に深く根ざした刃物の産地である大阪府堺市で作られ始めました。出刃包丁の名前にまつわる興味深い逸話は、その開発者とされる堺の鍛冶職人の特徴に由来しています。この職人が出っ歯であったことから、彼が作った包丁は「出っ歯の包丁」と呼ばれるようになり、これが時を経て「出歯包丁」と称されるようになりました。さらに時間が流れるにつれて、「出歯包丁」は現在の「出刃包丁」という名称に落ち着きました。このユニークな背景を持つ出刃包丁は、その厚みと強度から、魚を捌く際に必要な性能を備えており、和食料理における不可欠な道具の一つとされています。

【出刃包丁について詳しく見る】

Q:洋出刃と出刃の違いは?

A:洋出刃と出刃包丁の主な違いは、洋出刃が「両刃包丁」出刃包丁が「片刃包丁」という点であり、どちらも魚をさばくことができる包丁ですが、出刃包丁は魚をさばくことに特化しており、洋出刃は多用途にわたることが大きな違いです。伝統的な出刃包丁は、魚を捌くために特化しており、厚みのある刃と、主に魚の骨を扱う作業に適した設計が特徴です。一方、洋出刃は洋食料理に合わせて設計された包丁で、肉や魚を含む幅広い食材を扱うのに適しています。

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實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)

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「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。
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