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包丁の表面を鏡面仕上げするのはなぜ?

包丁の表面を鏡面仕上げするのはなぜ?

鏡面とは包丁の表面を鏡のように磨き上げます。食材が写りこんだりするくらい磨きます。なぜ鏡面にするのかといいますと3つ理由があります。

1つ目は鏡面にすることによって表面がすごくキレイになるので、食材の切り口(繊維)が崩れず切ることができます。
2つ目は錆びにくくなります。
3つ目は見た目です。

カウンターなどでお客様の目の前で調理をする場合は、お客様に包丁も見ていただくことになります。そんな時に鏡上に磨かれた包丁を見るだけで、お客様の料理への期待値も上がると思います。

鏡面にする費用はどれくらいかかりますか?

どのような包丁でも鏡面仕上にすることは可能です。包丁の仕上げオプションとして購入時、もしくは持ってきて頂いたさせて頂きます。費用は約1万円程度です。納期は約2週間程延びてしまいます。仕上げ方法などご要望があればこの時に言って頂ければ対応させていただきます。

【實光刃物の鏡面加工について詳しく見る】

鏡面仕上げの包丁の洗い方は?

鏡面の包丁は磨きすぎるとキズが付いてしまうのでご注意ください。ご使用後にスポンジの柔らかい方に洗剤をつけて軽く洗ってください。鏡面仕上の表面はすごく細かいので、汚れはすぐに落とすことができます。スポンジの硬い方や荒いもので磨くと鏡面にキズが付いてしまうので気を付けて下さい。洗った後は、乾いた布で綺麗に水気を拭き取って下さい。

鏡面加工についてよくある質問

ここからは、鏡面加工についてよくある質問にお答えします。

Q:鏡面仕上げのデメリットは?

包丁の鏡面仕上げは、見た目に美しく、錆びにくいというメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。まず、鏡面仕上げは手入れが非常に繊細で、指紋や水滴、小さな傷さえも目立ちやすいため、美観を保つためには常に丁寧なお手入れが必要です。また、滑りやすい表面のため、特に肉や魚を切る際には食材が滑りやすく、扱いには注意が必要です。さらに、鏡面仕上げは製造工程が複雑で、そのため他の仕上げ方法に比べて高価になりがちです。

Q:鏡面仕上げの包丁は錆びない?

鏡面仕上げの包丁は非常に滑らかで、その表面の細かな処理により、錆びにくい特性を持っているとされます。この滑らかさは、水分や汚れが表面に付着しにくくするため、錆の発生を抑制する効果があります。しかし、鏡面仕上げが錆びにくいとはいえ、錆びないわけではありません。包丁が炭素鋼などの錆びやすい素材で作られている場合、湿った状態で放置されたり、酸性の高い食材に長時間触れていたりすると、錆が発生します。そのため、鏡面仕上げの包丁でも、使用後は速やかに洗浄し、水分をしっかり拭き取り、錆を防ぐために定期的に油を塗ることも有効です。

Q:鏡面仕上げのメリット・デメリットは?

鏡面仕上げの包丁は、その美しい光沢で知られており、料理のプレゼンテーションに洗練された印象を加えるメリットがあります。滑らかな表面は食材にやさしく、美しい切り口を実現することができます。しかし、その一方で、鏡面仕上げの包丁は水滴の跡や小さな傷が目立ちやすく、その高級感を維持するためには丁寧なお手入れが必要です。さらに、鏡面仕上げは製造工程が複雑で手間がかかるため、他の仕上げ方法に比べて価格が高くなる傾向があります。

この記事を書いた人
實光刃物 四代目:實光俊之(じっこう としゆき)
「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。【四代目 プロフィールを見る】
實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)

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「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。
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