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包丁の研ぎ直し・修理はここまでできる|實光刃物の専門的な包丁修理

研いでも切れ味が戻らない、研ぐたびに包丁の形が変わってきた──そんな経験はありませんか。

大阪・堺で包丁を製造している 實光刃物 では、家庭での研ぎでは対応できなくなった包丁を、専門的な研ぎ直し・修理によって本来の状態へと戻しています。この記事では、實光刃物のYouTube動画をもとに、家庭研ぎとの違いや、どんな状態の包丁が修理で直せるのかを、分かりやすくご紹介します。

大阪・堺の實光刃物の工房で、職人が包丁を使いながら研ぎ直しについて説明している様子

大阪・堺の實光刃物の工房で、職人が包丁を使いながら研ぎ直しについて説明している様子

實光刃物 では、包丁の研ぎを一度きりの作業とは考えていません。包丁の状態に合わせて、役割の異なる2つの研ぎ方があると考えています。まずは、その違いを簡単に見てみましょう。

1段階目と2段階目の研ぎの違い

1段階目(家庭) 2段階目(實光刃物)
目的 切れ味を保つ 状態を整え直す
場所 自宅 工房・工場
内容 日常的な研ぎ 形・厚み・歪み調整
裏すき ×
タイミング 定期的 形が崩れたとき

1段階目は、家庭で行う日常的な研ぎです。砥石やシャープナーを使い、切れ味を保つための研ぎで、正しく行えていればこの段階だけでも包丁は十分に使えます。ただし、研ぎを重ねるうちに刃先が厚くなったり、形が崩れたりすると、家庭での研ぎでは切れ味が戻らなくなります。

そこで必要になるのが、2段階目の研ぎです。2段階目は切れ味を出すだけでなく、包丁の形やバランスそのものを整え直す研ぎ直しです。包丁を製造している實光刃物だからこそ、包丁本来の状態を見極めてリセットすることができます。

普段は家庭で研ぎ、必要なときに専門の研ぎ直しを行う。この2段階を意識することで、包丁はより長く、快適に使い続けることができます。

家庭での研ぎでは直せない包丁の状態がある

家庭での研ぎは、切れ味を保つためにとても大切です。しかし、研ぎを続けるうちに、家庭での研ぎだけでは直せない状態になってしまうことがあります。

家庭研ぎで起こりやすい代表的なトラブル

研ぎ直し前の包丁の状態。刃全体にサビが出ており、家庭研ぎでは切れ味が戻りにくい状態

研ぎ直し前の包丁の状態。刃全体にサビが出ており、家庭研ぎでは切れ味が戻りにくい状態

たとえば、次のような状態です。

・刃先ばかり研いでしまい、刃が厚くなっている
・力の入れ方によって、包丁の形が崩れている
・刃先が左右に曲がり、歪みが出ている
・和包丁の裏側を研ぎすぎて、「裏すき」がなくなっている

これらの状態になると、どれだけ丁寧に研いでも、切れ味が戻らない・研ぎにくいと感じるようになります。こうした問題は、切れ味だけでなく、包丁そのものの形や構造に原因があります。そのため、家庭での研ぎでは修正が難しく、専門的な研ぎ直しが必要になります。

次の章では、こうした状態の包丁に対して、實光刃物の専門的な包丁修理でどこまで対応できるのかをご紹介します。

實光刃物の専門的な包丁修理でできること

實光刃物 の包丁修理は、「切れ味を戻す」だけの研ぎ直しではありません。家庭での研ぎでは手を入れられなくなった包丁を、本来の状態に整え直す修理です。具体的には、研ぎすぎによって崩れてしまった刃の形を整え、厚くなった刃先を調整し、必要に応じて歪みを取り除きます。包丁全体のバランスを見ながら研ぎ直すことで、切れ味だけでなく、研ぎやすさそのものも改善されます。

また、和包丁の場合は、裏側にある「裏すき」の状態も重要です。家庭で裏を研ぎすぎてしまうと、裏すきがなくなり、切れ味や食材の離れが悪くなります。こうした状態も、専門的な研ぎ直しで修正することができます。

包丁を製造している實光刃物だからこそ、「どこを削り、どこを残すべきか」を見極めながら修理を行います。それにより、包丁はまた家庭で研ぎやすい状態へと戻っていきます。

修理でここまで戻る|包丁修理の実例

※実際の包丁修理の様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。

ここでは、實光刃物 が実際に行った包丁修理の一例をご紹介します。動画内では、刺身包丁を使って、専門的な研ぎ直しの工程が紹介されています。修理前の包丁は、刃全体にサビが出ており、刃先には歪みが見られました。また、研ぎを重ねたことで刃の形が崩れ、和包丁にとって重要な「裏すき」も浅くなっている状態でした。家庭で研ぎ続けても、切れ味が戻りにくい典型的な例です。

包丁修理前の刃の状態。サビが広がり、研ぎを重ねても切れ味が戻らない包丁

包丁修理前の刃の状態。サビが広がり、研ぎを重ねても切れ味が戻らない包丁

 


次に、下記の写真は研ぎ直し前の包丁。刃先に歪みがあり、刃のラインが崩れている状態

研ぎ直し前の包丁。刃先に歪みがあり、刃のラインが崩れている状態

研ぎ直し前の包丁。刃先に歪みがあり、刃のラインが崩れている状態

 

下記の写真も研ぎ直し前の包丁。包丁の裏にある、裏スキが厚くなってきている状態

 和包丁の裏側。研ぎすぎによって裏すきが浅くなり、切れ味が落ちている状態

和包丁の裏側。研ぎすぎによって裏すきが浅くなり、切れ味が落ちている状態

 

修理では、まず包丁の歪みを取り、刃のラインを本来あるべき形に整えます。そのうえで刃先の厚みを調整し、サビを除去しながら全体を研ぎ直していきます。和包丁の場合は、裏すきの状態も確認し、切れ味と食材の離れが良くなるように調整します。

修理後の包丁は、見た目にもすっきりと整い、切れ味だけでなく、包丁全体のバランスが改善されました。

研ぎ直し後の包丁。刃のラインが整い、切れ味とバランスが回復した状態

研ぎ直し後の包丁。刃のラインが整い、切れ味とバランスが回復した状態

新品同様というよりも、「また長く使える状態に戻った包丁」と言える仕上がりです。こうした修理によって、包丁は再び家庭で研ぎやすくなり、日常のメンテナンスもしやすくなります。

包丁を長く使うための、研ぎと修理との付き合い方

實光刃物の職人が専用研磨機を使い、包丁の研ぎ直しを行っている手元の様子

實光刃物の職人が専用研磨機を使い、包丁の研ぎ直しを行っている手元の様子

包丁は、切れなくなったら買い替えるものではありません。正しく研ぎ、必要なときに修理を行うことで、長く使い続けることができる道具です。日常的には、家庭での研ぎを行い、切れ味を保つことが大切です。砥石やシャープナーを使った研ぎを続けることで、包丁は快適に使い続けることができます。

一方で、研ぎを重ねるうちに形が崩れたり、刃先が厚くなったりすることは避けられません。そうした状態になったときは、無理に研ぎ続けるのではなく、一度包丁の状態を整え直すことが大切です。實光刃物 では、包丁を製造している立場から、切れ味だけでなく、形やバランスまで含めた研ぎ直し・包丁修理を行っています。それによって、包丁は再び家庭で研ぎやすい状態へと戻り、日常のメンテナンスもしやすくなります。

家庭での研ぎと、専門的な修理。この2つを上手に使い分けることが、包丁を大切に使い続けるための、いちばん自然な付き合い方です。實光刃物の研ぎ修理に興味のある方は、ぜひホームページをご覧ください。

[實光刃物の研ぎ直し・包丁修理サービスを詳しく見る]

實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)

實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)
「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。
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